ベトナム陶器の世界
ベトナム陶器といえば、北部のバッチャン焼きがとても有名ですが、それ以外にも南部で幻と言われているソンベ(ビンズオン、ライテウ)焼きや、高級陶器メーカーのMinh Longなどがあります。店長はそんなベトナム陶器を現地まで買い付けに行き、その中で高品質、高価値、そして安全なものだけをチョイスし、輸入させていただいております。
その中でもソンベ焼きは、実際に窯元まで伺い、どんな環境で作られているのかを実際に見たうえで、購入させていただきました。ソンベ焼きは、年々後継者がいなくなっていき、窯元がどんどん閉鎖されていっているため、「幻の陶器」とも言われています。そんなソンベ焼きを日本の方にも是非とも使ってもらいたいという思いから、始めさせていただきました。
ソンベ焼き、バッチャン焼きは全て手作りなので、同じものが2つとできません。色のにじみ、かすれ、気泡、釉薬のムラなど、微妙な違いにまたとない価値があります。ブランド物もそうですよね?手作りだからこそ出せる味をお楽しみください。
私が訪問させてもらった窯元は、若い方もたくさん働いていて、最後に向こうの方からささやかなギフトと看板娘ちゃんとの2ショットを撮りましょうと言ってくださいました。みなさんが陶芸に真摯に向き合い、何よりもソンベ焼きを愛しているということが、その仕事ぶりからも分かりました。何としてもソンベ焼きの火は絶やしてはなりません。
Minh Longの食器は、Minh Longのショールームで購入させていただきました。APEC首脳ダナン会議の食事会でも使用された、ベトナムの高級陶器メーカーのMinh Longは、美しさと高級感あふれるデザインになっています。
バッチャン焼きは、ハノイ近郊のバッチャン村で生産された伝統的な焼き物です。近年バッチャン焼きの価値がどんどん上がり、ベトナム陶器と言えばバッチャン焼きという人もかなり多くいらっしゃいます。こちらも手作りのため、釉薬のムラ、気泡、かすれ等を楽しむものとなっています。色合いもベトナムらしいものから、シンプルなものまで多岐にわたります。
